2023年も大募集! 米の需要を拡大してくれそうな商品集まれ!〈コラム・交叉点〉
農林水産省が2022年度から開始した「米を利用した新たな商品開発等の取組への支援事業」。いわゆる50億円事業のうち、〈1〉“新規性”のある商品開発と、〈2〉新商品アイデアコンテストの2つについて支援するものだ。
そして5月10日、2023年度の事業実施者の公募が始まった。事務局は2022年度同様のぐるなびで、農水省は「昨年度は予算額(4900万円)を超える多数の応募をいただいたので、今年は6900万円に増やした。より様々なアイデアをいただき、消費拡大に繋げていきたい」と意気込む。
1件当たりの補助額は2022年と同様に100万~1000万円(基本は定額補助)で、締切は6月16日。〈2〉のコンテストも準備中で、「開始時期(2022年は7月)を少し早める予定」とする。
読者のなかで「今年こそは!」と張り切る方や、「挑戦してみようかな」と思う方にも参考になるのが、2022年度の商品化事例だ。2022年度は〈1〉で7品、〈2〉の受賞作品から2品が商品化された。
〈1〉はモスフードサービスの「玄米ライスバンズ」や八代目儀兵衛の「冷凍米飯専用米」といったザ・主食から、木徳神糧の米粉20%配合の減プラ米袋、木内酒造の「ライスウイスキー」など、米が姿かたちを変え様々な商品に活かされている。
これら全ての商品化事例は開発ストーリーと共に、事業ホームページ内にある米の新商品開発情報サイト「コメノミリョク」にて発信中。合わせて要チェックだ。