「第4回 The 乾麺グランプリ」開催、総合グランプリに石丸製麺、中華麺部門賞にはくばく、4年ぶり開催で約1万3000人来場
(株)日本アクセス(服部真也社長)と全乾麺(星野陽司会長=星野物産(株)社長)は5月20~21日、東京・駒沢オリンピック公園で「第4回 The 乾麺グランプリ」を開催した。
乾麺・調味料メーカーなど27社が出展し、28品のオリジナル麺メニューを提供。2日間で約1万3000人が来場した。
来場者の食べ比べと投票、業界関係者によるプレ投票で選ばれた「総合グランプリ」には、石丸製麺(株)の「極上オリーブ牛と瀬戸内レモンの讃岐肉ぶっかけとろろうどん」が輝いた。
各部門の1位および特別賞は、次の通り。
〈「第4回 The 乾麺グランプリ」各部門1位・特別賞〉
◆そば部門賞=キッコーマン食品(株)「やみつき極旨肉そば」
◆うどん部門賞=石丸製麺(株)「極上オリーブ牛と瀬戸内レモンの讃岐肉ぶっかけとろろうどん」
◆そうめん部門賞=エスビー食品(株)「スパイシーCURRY素麺~ゴロゴロ焼豚とトマトトッピング~」
◆中華麺部門賞=(株)はくばく「柚子香る 鴨の旨味とネギの甘み味わう鴨だしらーめん」
◆全乾麺特別賞=池島フーズ(株)「池森さん考案『抹茶ソイラテつけそば』」
◆日本アクセス賞=ハウス食品(株)「SPICY CURRY 魯珈監修のカレーうどん」。
星野会長は冒頭挨拶で、「乾麺は伝統食品であり麺つゆで食べるのが主流だが、やはり新しい世代、新しい食シーンに向けた食べ方をいかに提案していくかが業界の悲願だ。今回、各社のメニューを見ると大いに期待が持てる。このようなメニュー提案を通して、『乾麺』を世界に通用する言葉にすることができるのではないか」とエールを送った。また、服部社長は「乾麺の素晴らしい文化、美味しさをより多くの消費者に知っていただくために『乾麺グランプリ』を開催している。多くの世代の方々に乾麺の良さを理解していただきたい」などと語った。
各社ブースでは、オリジナルメニューに使用した商品の展示や、クラフトビールとのペアリングを紹介するなど、様々な方法で来場者にPR。飲食スペースは家族連れなど多くの来場者で賑わい、食べ比べを楽しんでいた。
イベントステージには、そば愛好家で知られるDEEN・池森秀一さんが登壇。料理研究家・リュウジさんとのトークで会場を盛り上げた。「乾麺のそばを何千食と食べてきた俺のためにあるようなイベント。全メニューを食べてみたい!」(池森さん)。
兵庫県手延素麺協同組合のブースでは、素麺関連の賞品が当たるガチャポンを設置。「ミス揖保乃糸」も登場した。
日本アクセスは「イベント終了後も、売場で乾麺の販促企画やWEBサイト・SNSとの連動を図り、乾麺に関する話題提供を引き続き発信していく」としている。
〈米麦日報2023年5月23日付〉