「魚べい」新CMにチョコプラ起用、歌謡曲デュオ「魚子&べい太」が歌謡曲風ソング熱唱/元気寿司
神明グループの元気寿司(株)(藤尾益雄会長兼社長)は、回転寿司チェーン「魚べい」初のイメージキャラクターにお笑いコンビのチョコレートプラネットを起用し、6月1日から関西地域を中心にテレビCM「握り愛」篇を放映する。
新CMではチョコレートプラネットの2人が歌謡曲デュオ「魚子&べい太」に扮し、昭和歌謡曲風のCMソング「握り愛」を熱唱する。なおCMソングは、YouTubeや魚べい店舗内で放送される予定。5月24日に都内で記者発表会を開き、藤尾社長、チョコレートプラネットが登壇した。
藤尾社長は元気寿司について、「産地から食卓までのバリューチェーンをつなぐ、最も消費者に近いものだ。新鮮な魚と、優秀な産地のすばらしい米を使用し、米を使ったスイーツも作っている。『魚べい』のべいは米の意味。寿司は魚と米なので『魚べい』とした」と説明。
寿司業態については、「親子3代で食べに行ける重要なレストランだ。元気寿司は現在国内外400店舗以上を展開し、海外展開する寿司チェーンでは最大」と紹介した。魚べいは、回転レーンがないオールオーダー制で、「2013年に渋谷道玄坂店からスタートし、これまで支持を得てきた。安全・安心な寿司の良さを伝えていく」と意気込んだ。
発表会では藤尾社長のおすすめネタ上位3品を当てるゲームに「魚子&べい太」が挑戦。全問正解で、来場者(一般観覧)に藤尾社長のおごりで魚べいでの食べ放題をプレゼントするとアナウンスされた。
約80品が並び、数品を試食しながら「うお~」(魚子:松尾駿さん)「うべい」(べい太:長田庄平さん)と歓声を上げながら全問正解を目指した。1位は「まぐろ」で、藤尾社長は「オープン前にさばく。鮮度が良く大振りで1番美味しくて1番の商品だ」と紹介。さらに「原価率は8割。売れば売れるだけ赤字になる」と漏らした。
2位は「〆さば」で「シャリとの相性が良い。シャリは1日4回炊くことで、人肌(の温度)で提供している。口の中でほどよくほぐれるのが最高」。3位は「大切りうなぎ」。「オールオーダーで高速レーンを流れるとお客様に『大きい!』とインパクトを与える。食べてもおいしいので感動する」。残念ながら不自然な解答の変更などもあり、全問正解には至らなかった。
なお、CMソングの最後を締めくくる「うまさ一直線」には魚べいの「こだわりの寿司をまっすぐあなたに届けたい」という想いを込めたという。魚子&べい太は「握り愛」で「紅白を目指す」とし、藤尾社長は「レコード大賞も是非。社員で応援する」と応じた。
〈米麦日報2023年5月25日付〉