ホクレン、ゆめぴりかのメタン削減をPR、北海道内量販店で店頭POP掲載
ホクレンは6月から、道内量販店の店頭POPでゆめぴりかのメタン削減生産をPRしている。
ゆめぴりかは従来から良質米生産・環境負荷低減に向け、稲わらの秋すき込み(肥料などを加えながら耕すこと)と搬出を推奨してきた。
もともと稲わらのすき込みは、CO2の約25倍もの温室効果を持つメタンの発生量を増やすことが分かっている。一方、(一社)北海道地域農業研究所の調べによると、春すき込みに比べ秋すき込みではメタンを35%削減、搬出では76%削減できることから、ホクレンはゆめぴりかの秋すき込み・搬出を拡大し、令和5年産で8割、令和6年産で9割を目指している。
既に4年産では目標となる7割を「ほぼ達成した」ことから、令和3年産比約1割のメタン削減が見込まれるとのことだ。
〈米麦日報2023年6月9日付〉