農水省・ぐるなび「米粉を使ったメニューフェア」実施、外食とのコラボで「新たな食文化」を創造

農水省・ぐるなび「米粉を使ったメニューフェア」メディア先行試食会の試食メニュー
農水省・ぐるなび「米粉を使ったメニューフェア」メディア先行試食会の試食メニュー

(株)ぐるなびが事務局を務める米・米粉消費拡大推進プロジェクトは11月1日、「米粉の魅力新発見!米粉を使ったメニューフェア」を開始する。

同プロジェクトは農林水産省の「米・米粉消費拡大対策事業」の一環。これまでに、米粉のテレビCMの放映、米粉アンバサダーの認定、「米粉タイムズ(KOMEKO TIMES)」による情報提供などを行ってきた。

今回のメニューフェアでは、2024年2月29日まで、賛同企業が「一押し」の米粉メニューを提供する(販売期間は店舗によって異なる)。連動してSNSキャンペーンも実施する。

農水省穀物課米麦流通加工対策室・葛原祐介室長
農水省穀物課米麦流通加工対策室・葛原祐介室長

10月23日には都内でメディア先行試食会を実施。冒頭、農水省穀物課米麦流通加工対策室の葛原祐介室長は、「天高く馬肥える秋、食欲の秋に新たな食のイベントを開催できるのは非常に嬉しい。当省では米粉による新たな食の提案に力を入れている。かつて、米の消費量は年間1人当たり約120kgだったが、現在は約50kgまで減少している。これには様々な要因があり、食生活の変化といったやむを得ない部分もある。しかし、この瑞穂の国・日本では米を食べると良いことがある。米は食を支えているだけでなく、生産装置の水田は色々な生物にとって大切な環境であり、治水の面からも重要だ。そして、稲作は日本の食文化とも密接な関係にある」などと挨拶した。

また、「2022年のロシアによるウクライナ侵攻で世界の穀物価格が高騰し、食料安全保障の面から国内で唯一自給できる穀物・米の重要性が再認識された。とはいえ、食がこれだけ多様化している中、これまでとは違った米の食べ方も必要だ。その中、米粉に注目が集まっている。米粉は小麦粉と同じような使い方もできるが、米粉の定着に向けては米粉の良さを生かした使い方が重要だと考えている。最近ではスーパーで米粉を見かける機会も増えてきた。しかし、まだまだ認知度は低い水準にある。順調に米粉の消費は伸びているが、ここからグンと伸びるのに必要なのが、『新しい食文化』だ。それを、食文化のフロントランナーとして走っている外食の方々と切り拓きたい。今回は選りすぐりのメニューを紹介する。新しい食文化の誕生に立ち会っていただき、その証人になっていただきたい」とした。

農水省・ぐるなび「米粉を使ったメニューフェア」メディア先行試食会関係者集合写真
農水省・ぐるなび「米粉を使ったメニューフェア」メディア先行試食会関係者集合写真

〈店舗、メニュー、販売店舗数など〉

▽クリスピー・クリーム・ドーナツ、米粉入りドーナツ5種、66店舗▽こなな、キャラメルバナナのパンケーキなど、12店舗、▽コムフォー、山形豚としめじの甘辛煮込みのフォー、6店舗、▽千房、グルテンフリーのお好み焼~豚玉新味~、23店舗▽デニーズ、自家製フレンチトースト、店舗数非公表▽がブリチキン。、米粉のからあげ、41店舗▽からあげ金と銀、米粉ブレンド・金のもも肉など、47店舗▽BAGEL &BAGEL、米粉を使用したオリジナルベーグル3種など、27店舗▽リンガーハット、ぎょうざ、569店舗▽和食さと、天丼、197店舗。

〈キャンペーン〉

メニューフェア開催期間中に、店舗で合計200円(税込)以上の米粉料理を食べて、X・Instagram に米粉料理の写真を投稿すると、抽選でAmazon ギフト券など各種景品が当たる。

〈米麦日報2023年10月25日付〉

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発行:
昭和34年(1959年)3月
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A4判 11ページ
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