「みどりの北海道米チャレンジ」11生産部会がバイヤーに環境配慮米プレゼン、出品米は10月31日までみらい米市場に上場中、既に入札も
ホクレンと北海道米販売拡大委員会は10月24日、都内で第2回「みどりの北海道米チャレンジ」商談会を開催した。みどり戦略で掲げられた化学肥料3割低減・化学農薬5割低減という2050年目標に対し、既にそれを達成している産地とバイヤーとのマッチングを図るのが目的だ。
この日は道内から9単協11生産部会が上京し、大手卸など30社弱を前にそれぞれが環境配慮に向けた取り組みなどをプレゼンした。その後は産地とバイヤーが活発な意見交換を行ったが、今回はこの場で実際の商談を進めるのではなく、取引は現物市場「みらい米市場」上で行う。プレゼンされた米はホクレンがみらい米市場に出品し、通常と同様、オークション方式で落札される流れだ。そのため、来場したバイヤー以外にも購入機会がある。
出品期間(入札期限)は10月25~31日。既にみらい米市場上には特設コーナーが設けられ、出品から1時間足らずで札が入った米も複数確認できる。プレゼン後の説明に立ったみらい米市場の折笠俊輔代表も活発な取引を呼び掛けた。
ホクレンの南章也米穀部長は本紙に対し、「ホクレンでも環境配慮米のマッチングをそれなりにやってきたが、世の中の機運の高まりを考えると、既存ルート以外でのユーザーの掘り起こしを強く進めていかなくてはならない。そこでみらい米市場という一つの大きな切り口を活用することで注目を高め、ニーズを把握し、生産者にも安心感を持って生産してもらえるようチャレンジしていく」と語った。
各出品米のプレゼン資料・動画などはQRコードから。
〈米麦日報2023年10月26日付〉