炊き出しまでの最低3日間を乗り切る「長期保存食セット」発売/尾西食品
尾西食品(株)(古澤紳一社長)は2月と4月、「長期保存食セット」を発売する。食品と水がセットになった商品で、3タイプをラインアップした。
内閣府や各自治体が推奨している防災備蓄は「最低3日分」とされているが、その根拠は大規模災害時の状況にある。ライフラインの復旧開始と、それに伴う支援物資の到着、炊き出しの開始までにおおむね3日を要するからだ。そのため、最低でもその3日間は“自助”か“共助”で乗り切る必要がある。
今回の長期保存食セットは「3日分」「1日分いろいろ」「1日分ごはん」の3タイプを用意。「3日分」は、水かお湯を入れるだけで炊きたての状態に戻る米「アルファ米」の五目ごはんやカレーライスセットなどに加え、パン、ライスクッキーといったものが入っている。
「1日分いろいろ」もアルファ米のわかめごはんとおにぎり、パン、ライスクッキーと、被災時にも様々なメニューを味わえる。「1日分ごはん」は腹持ちが良くアレルギー特定原材料等28品目不使用のアルファ米商品を取り揃えた。いずれも長期保存水がセットになっており、賞味期間は全て5年6か月。
発売は「3日分」「1日分いろいろ」が2月1日、「1日分ごはん」が4月1日。亀田製菓(株)のオンラインショップを皮切りに、全国大手スーパー、コンビニ、ホームセンターなどに順次展開予定だ。
〈米麦日報2024年1月26日付〉