神明HDと熊本大同青果が業務提携、産地に「米→野菜」の作付転換も提案
(株)神明ホールディングス(藤尾益雄社長)は3月22日、熊本大同青果(株)(熊本市、月田求仁敬会長)との業務提携を発表した。
協働での生産提案、流通インフラの相互活用、スーパーマーケット・外食向け販売拡大が主な柱。神明HDが九州の青果卸と手を組むのは初のことだ。
1961年創業の熊本大同青果は、九州を中心に全国への販売網を持つ青果卸。年間取扱数量約17万t(1日680t)、取扱高500億円(青果470億円/グループ会社30億円)にのぼる。グループ会社は6社で、その中には国産冷凍野菜や乾燥野菜の加工を手掛ける子会社も。
今回の提携では、物流問題に対して両社のインフラを相互活用していくほか、両社の販売網からニーズを聞き取りつつ、必要な産地には「米→野菜」のような作付提案、農産物加工品の協働での販売拡大などを推し進めるとしている。
〈米麦日報2024年3月25日付〉