「The 乾麺グランプリ」に1.4万人、総合グランプリはキッコーマン食品、過去最多の36社がオリジナル乾麺メニュー提供

(株)日本アクセス(服部真也社長)と全乾麺(星野陽司会長＝星野物産(株)社長)は5月18～19日、東京･駒沢オリンピック公園で第5回「The 乾麺グランプリ 2024in Tokyo」を開催した。

過去最多の36社がオリジナル乾麺メニューを提供し、2日間で1万4,000人が来場した(前回は1万3,000人)。

来場者の投票で選ばれた「総合グランプリ」には、キッコーマン食品(株)の「第3回グランプリ･第4回そば部門グランプリが考案! 炙り一本角煮のコク旨まぜそば」が輝いた。炙った角煮を丸ごと1本トッピングし、「だしの香り豊かな本つゆに無調整豆乳、ごま油を加えたコク深いつゆをかけた一品」。

各部門賞･特別賞は表の通り。新たに設けられた「BEST BUZZ メニュー賞」はSNSで最も注目を集めたメニューに贈られる賞で、角煮と卵、メレンゲをトッピングした「新食感!角煮入り ふわふわとろっと月見そば」((株)はくばく)が輝いた。日本アクセス賞の「『選べるフルーツ』もちッと!そうめんクレープ」(はごろもフーズ(株))は、フルーツやゆであずきをクレープ状に焼いたそうめんで包んだスイーツメニューだ。

会場では全メニューの家庭用レシピをまとめた冊子を配布し、レシピサイトのクックパッドにも作り方を掲載。物販コーナーでは各社の乾麺や調味料など約70品を販売するなど、家庭での消費拡大を図った。また、メニューを注文した人に先着順で乾麺をプレゼントする出展社もあった。

兵庫県手延素麺協同組合のブースには「ミス揖保乃糸」が登場。乾麺グランプリ限定品「麺くらべ」(熟成麺･特級品ひね･上級品ひねのセット、500円)の販売や、そうめん関連の賞品が当たるガチャポン抽選などを実施した。イベントステージには、そば愛好家で知られるDEENのヴォーカリスト･池森秀一さんが登壇。手品師のマギー審司さん、お笑い芸人のゴルゴ松本さんとのトークショーで会場を盛り上げた。

〈米麦日報2024年5月21日付〉