【需給俯瞰】主食用米「増」11県に拡大、令和6年産作付意向

水田における令和6年産作付意向(5年産実績との比較、4月末時点)
水田における令和6年産作付意向(5年産実績との比較、4月末時点)

農林水産省は5月30日、令和6年産米などの「水田における作付意向(4月末時点)」を公表した。主食用米が「(5年産より1%超)増加」傾向の産地は前回(1月末時点)5県→11県へと増加した。

数字上は増加11県/前年並み25県/減少11県と拮抗しているが、内訳を見ると業務用米に積極的な東日本の主産地が「増加」、生産力の減退が懸念される西日本は「減少」という構図になっている。戦略作物に目を向けると、前回よりも増加傾向が強まっているのは輸出用米/WCS用稲/麦あたり。

なお、このデータは「“水田”における作付意向」であるため、“畑地”での麦・大豆の作付意向は含まれない点に留意。

農林水産省 令和6年産「水田における作付意向」
農林水産省 令和6年産「水田における作付意向」

〈米麦日報2024年5月31日付〉

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