昭和産業が大阪万博に協賛、副産物を「ギャラリーwest」屋根資材に、バイオマスごみ袋提供も
昭和産業(株)(塚越英行社長)は6月4日、大阪・関西万博への協賛を発表した。
会場内施設の屋根資材として穀物の一次加工で発生する副産物を提供するほか、バイオマス配合のごみ袋「大地のMino-Re:」を提供する。
〈穀物の副産物を活用〉
昭和産業が提供した菜種粕・トウモロコシ由来のコーングルテンミールを、食品廃棄物の素材化を手掛けるベンチャー企業・fabula(株)が板状に成型。会場内の「ギャラリーwest」の屋根資材として活用される。なお、同社グループの奥本製粉(株)・ボーソー油脂(株)も副産物を提供する。
〈大地のMino-Re:〉
穀物(小麦・トウモロコシ)由来の非主食用バイオマスを原料の一部に使用したごみ袋。同社がオフィシャルパートナーを務める鹿島アントラーズのホームスタジアムや千葉県船橋市役所などで実証実験を重ね、製品化に至った。大阪万博では、会場外の交通関連施設(駐車場や交通ターミナルなど)で活用される。
〈米麦日報2024年6月5日付〉