滋賀県“きらみずき”米の首都圏販売に注力、アンテナショップ「ここ滋賀」で試食会、特産品メニュー販売も
滋賀県は7月1日、アンテナショップ「ここ滋賀」(東京・日本橋)で「滋賀魅力発信セミナー&滋賀グルメ試食会」を開催。6年産で本格デビューする県オリジナル水稲品種「きらみずき」をお披露目した。今秋から「ここ滋賀」で精米を販売し、併設レストランメニューで使用する予定だ。
きらみずきのアピールポイントは「大粒で瑞々しい甘味」だ。母がにこまる、父が滋賀69号で、倒伏性や高温登熟性が高い。農薬・化学肥料使用量5割以下などの栽培基準を県が定めている。
県広報課の平野里子氏は「6年産きらみずきの生産量は増える見込み。栽培方法にこだわっているため、どうしてもコストがかかるので、決して安くはない。これまで県産米の多くが西日本で消費されてきたが、きらみずきは首都圏で積極的に販売していく。本格デビューに向けて農産課としても気合が入っている」とコメントした。
「ここ滋賀」併設レストランでは特産品メニューを提供しており、7月は平日限定で「天然びわます御膳」(税込3,300円)を提供する。そのほか、日本三大和牛の近江牛を使用したメニューと飲み放題のセットプランを展開。締めには長浜の郷土料理「焼鯖そうめん」を提供する。
〈米麦日報2024年7月4日付〉