「宇宙ビッグデータ米」2024年も販売開始、未来型農業の可能性拡大/神明
(株)神明(藤尾益雄社長)は12月24日、「宇宙ビッグデータ米」の販売を開始した。直営の米穀小売店「米処四代目益屋」で販売中。
「宇宙ビッグデータ米」とは、宇宙ベンチャー(株)天地人の土地評価エンジン「天地人コンパス」を活用して、収量が見込める圃場や「より美味しく育つ可能性のある」圃場を発見し、栽培時には(株)笑農和の水管理システム「paditch(パディッチ)」を活用したブランド米だ。そうした圃場選定や水管理によって高温障害を回避し、「気候変動に対応したブランド米」として2021年から販売している。
「天地人コンパス」によって2023年に選んだ山形県鶴岡市の圃場にて、6年産でも同社オリジナル品種のふじゆたかを栽培。「衛星データの更なる活用を目指し、気候危機に対応する未来型農業の可能性を拡げていく」(同社)
〈米麦日報2024年12月25日付〉