機能性表示食品の玄米「澄 SUMU」のパックごはん発売/ミツハシ
〈玄米食を手軽にスタート、米にはもっと可能性がある〉
ミツハシ(三橋美幸会長/山口大輔社長)は15日、機能性表示食品の玄米「澄SUMU パックごはん」(160g、税別298円)を首都圏SMやECサイトで発売した。2023年4月に発売した「澄 SUMU」は日本発の米の機能性表示食品の玄米加工品で、ミツハシがパックご飯を発売するのは初めて。
機能性表示食品の届出表示は「本品には米由来グルコシルセラミドが含まれています。米由来グルコシルセラミドには、肌が乾燥しがちな方の肌の潤いを維持する機能(バリア機能)があることが報告されています」。原料は引き続きグルコシルセラミドを多く含むつきあかりを採用。「自身は玄米を食べたいが、家族は白米を食べたいなどのニーズに応えるべく炊飯の手間が不要なパックごはんを展開する」(同社)。製造は幸南食糧(株)が担う。
10日にはミツハシ直営のレストラン「GOHANYAGOHAN」でプレス向け試食会を開催。山口社長は、「澄SUMUは独自加工(美食加工)を施し、白米同様の浸漬・炊飯時間で炊けるようにした。米由来のグルコシルセラミドが肌の潤いを維持する効果が期待される。これらの機能性をそのままに玄米と水だけでパックご飯に仕上げた。昨夏は“令和の米騒動”と話題となり、米を扱う事業環境は厳しいものがあるが、米にはもっと可能性があると信じている」などと挨拶した。
「GOHANYAGOHAN」では発売記念キャンペーンとして、18~19日にはパックご飯を1個税込み36(すむ)円(1人5個まで、各日100個限定)で販売する。また、20~26日は、ランチ特別メニュー(500円)でパックご飯をそのまま提供する。
「パックご飯のターゲットは20~40代の女性。普段から玄米を食べている層はもちろん、これから玄米食を始めたい層に手軽なパックご飯として提供する。玄米発売時にバイヤー向けのサンプルでパックご飯を作ったら好評だった。機能性表示食品の取得に時間を要し、このタイミングでの商品化となった。価格はほかのパックご飯より少し高いが、機能性を理解いただければ決して高価ではない」(同社)。
〈米麦日報 2025年1月15日付〉