食感の追求に試作50回以上「バリバリ職人シリーズ」/大森屋【食品産業技術功労賞】
大森屋の「バリバリ職人」はノーマルのほか「男梅味」「やみつき昆布味」「スパイシーカレー味」「和風だし味」の5フレーバーを展開し、累計売上60億円を超える海苔の人気シリーズだ。
今年、クセになるバリバリ食感を生み出す「新食感ウエーブ製法」が特許を取得した。特殊な調味液を使い、通常よりも時間をかけて乾燥させることでこれまでにない食感を生み出し、海苔の食シーンを拡大させた。さらに今年、容器を小型化し、プラスチック使用量を削減、SDGsにも貢献している。
ハードな食感をイメージしたハードボイルドな海苔職人・八味月バリ之助をメインキャラクターに、遊び心あるパッケージで展開している。また、おやつやつまみとして食べられているポテトチップスやせんべい、するめなどと比較しても1枚1kcalとローカロリーだ。
期間限定フレーバーも発売し、これまで「焼いも風味」や、コラボ商品の「ペヤング激辛やきそば味」など尖った味が登場している。
この「バリバリ職人シリーズ」は、第53回 食品産業技術功労賞「商品・技術部門」を受賞した。
なお「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2023年時点)。
「第53回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)は、一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美、独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興、日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛、食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹。
〈食品産業新聞 2023年12月4日付より〉