イオン、「トップバリュベストプライス」新商品は冷凍ワントレー3種、値ごろと利便性を両立

イオンは4月2日、値ごろ感を追求したプライベートブランド(PB)「トップバリュベストプライス」から、冷凍ワンプレートの新商品「チーズカレーとハンバーグ」(各税込321.84円)など3品を発売した。販売店は「イオン」など約2,900店。
消費環境が冷え込む中、トレンドであるワンプレート冷凍食品から値ごろな商品を提案して購買につなげる。今後冷凍食品は、ボリューム感のある商品の刷新や、米飯新商品の投入も予定している。さらに、4月9日からは食品や日用品75品目で4~12%の値下げを行うほか、大容量商品の追加なども計画している。
PB「トップバリュ」の売上状況は、2024年度に1兆800億円を見込んでおり、2025年度は1兆2000億円の達成を目指している。2025年度の取り組みとして、トップバリュにしかない独自価値の提供として新規カテゴリーの開発や海外開発商品の強化などを進める。
さらに、価格戦略として値ごろな価格を実現するために、商品戦略から販売までのプロセスを一元管理し、その間の無駄を省くことでコスト削減を追求していく。例えば、炭酸水では生産工場を増やして低価格を維持しているほか、輸送方法や梱包での無駄の削減、現地からの直接仕入れなどの取り組みを行っている。
今回投入するワントレーの商品は社会のニーズや変化に合わせた商品として提案する。
消費者の購買行動は変化しており、パンの消費が増加する一方で、米の消費は減少傾向にある。加えて、今夏も猛暑が予想されており、調理を負担に感じる人が増えることが見込まれる。
新商品は調理や片付けの手間を減らせると同時に、家庭では調理の手間がかかるメニューを値ごろな価格で提供し、更なる購買の拡大につなげる。
新商品は、毎日でも飽きずに楽しんでもらえるよう、定食屋やレストランの人気メニューを参考に開発した。メニューは「五目ごはんと鶏肉の黒酢あんかけ」「チーズカレーとハンバーグ」「ペペロンチーノとトマトソースハンバーグ」の3種を用意する。
「カレー」は13種類のスパイスを使用し、本格的な味と香りが楽しめる。「鶏肉の黒酢あん」の黒酢あんには、隠し味にごま油とねぎ油を加えて香ばしさをプラスした。
また、ワンプレート商品は税込で約321円となっているため、サラダやみそ汁、デザートなどを加えても500円以下に抑えることもできる。
4月2日に行われた会見で、イオントップバリュの森常之副社長は「半年以上前から販売を計画しており、工場の稼働率や、イオングループで販売できる数量かなどの視点から検討し、この価格が実現できた」と明かす。
さらに、6月には「トップバリュ」ブランドから10種類の食材を使用したワントレーの新商品6品目を追加するほか、大容量商品の刷新も計画しているという。
冷凍米飯やチルド米飯の拡充も 75品目の値下げも実施へ
冷凍米飯の拡充も進める。5月21日には冷凍米飯の新商品「本格五目炒飯」(500g、298円)を発売する。こだわりの炒め製法を採用し、中華鍋で振るったような炒飯を実現したという。
さらに、7月2日には「ゴロっと焼豚のガリ旨炒飯」(580g、378円)を追加するほか、ピラフとチャーハン4商品(各450g、298円)を刷新する。7月30日にはチキンライス・サフランライス・雑穀ごはんの3種のベースライス(各800g、698~798円)を投入する。
その他、チルドのおにぎり12品目や、手に取りやすい価格の「ちょい飯弁当」シリーズ(各298円)といった、値ごろ感のある米飯商品も拡充する。
4月9日からは食品や日用品75品目で4~12%の値下げを行う。冷凍食品や調味料、サラダ油、ティシューペーパーなどが対象で、価格に対する意識や関心への高まりに対応する。3~8月の間に、新商品・リニューアル品合わせて500品目の投入を予定しており、その中で大容量商品の追加なども計画している。
〈冷食日報 4月3日付〉