ビスケット「リッツ」と47都道府県の食材を組み合わせたレシピ提案/モンデリーズ・ジャパン
昨年、同施策を実施した際にはホームページ上のレシピ閲覧数が大きく伸び、売り場では通常のビスケット棚に加え、地元食材と併売されるケースが目立ち店頭活性化につながった。
地元民がすすめるご当地名産品を使用し、フードスタイリスト飯島奈美さん監修のもと、「いぶりがっこのタルタル風」(秋田)や「そぼろ納豆とスライスチーズ」(茨城)、「丸天と明太子」(福岡)などのおつまみレシピ47品を考案。キャンペーンサイト上で紹介している。
このほど都内で開催した同キャンペーン発表会&試食会で、モンデリーズ・ジャパンの辺丙三社長は「食はその土地の歴史を学ぶいい機会になる」としたうえで、「昨年、日本人国内旅行者数は6億4720万人と前年から増えており、この数は日本人1人あたり年平均5回以上旅行しているということだ。今回のキャンペーンを通して、町おこしや地域活性化に貢献したい」とあいさつ。
また、農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課の西経子課長は「2017年の訪日外国人は2870万人で、日本滞在時の消費額は4兆4000億円だった。このうち飲食費と土産を合わせた食関連の消費額は約1兆2000億円で、その分の食体験を自国に持ち帰ってくれることになる。『リッツ』を起点にさまざまな地域の文化や味を知ってもらう機会になればいい」と語った。
モンデリーズ・ジャパン 辺社長(左)、農林水産省 西課長(右)
〈食品産業新聞 2018年6月4日付より〉
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