カカオの甘みと酸味をまるごと味わう「キットカット ショコラトリー カカオフルーツチョコレート」、日本で先行発売/ネスレ日本
ネスレ日本は7月16日、カカオの豆と白い果肉「カカオパルプ」を素材として使用し、それらの甘みと酸味をまるごと味わえる新チョコレート“カカオフルーツチョコレート”を日本の「キットカット」に導入し、2019年秋に「キットカット ショコラトリー」の店舗と通販サイトで発売すると発表した(発売時期の詳細は未定)。商品名は、「キットカット ショコラトリー カカオフルーツチョコレート」としている。
2019年秋の日本での発売後、2020年以降に世界の国々でも展開していく予定の“カカオフルーツチョコレート”は、カカオの豆とその周囲を覆う白い果肉「カカオパルプ」を使用することで実現する、芳醇な甘味や酸味が特徴だ。
通常、「カカオパルプ」は部分的に、カカオ豆を発酵させる際の糖分として利用されている。その他、クセがなくすっきりとした優しい甘みのフルーツであることから、比較的加工が容易なドリンクやスムージーの原料として使用されることもあるという。
ただ、「カカオパルプ」は粘度を持っているため加工が難しく、チョコレートで使用するには乾燥・粉末化する技術が必要だった。ネスレは長年の知見と技術力でこの課題を解決し、“カカオパルプを乾燥・粉末化し、砂糖の代わりにチョコレートに加える工程”におけるチョコレートの粘度調整・管理の特許を出願したという。
この新チョコレートを販売する「キットカット ショコラトリー」は、「ル パティシエ タカギ」のオーナーシェフ・ 髙木康政氏の全面監修のもと、素材や製法にこだわった「プレミアム キットカット」を展開する専門店。2018年1月に世界で初めて「キットカット」で発売したカカオ由来のピンク色の「ルビーチョコレート」、2019年1月に発売した火山島で育った希少なカカオから作られる「ボルカニックチョコレート」に続き、”カカオフルーツチョコレート”を日本の「キットカット」で商品化する。
髙木シェフは、今回の取り組みについて、「カカオもフルーツの一つであることに着目し、カカオまるごとの美味しさを提供するようなイノベーションである」と評価する。さらに、その魅力を存分に味わえるように、「カカオフルーツジュース」を使用したスイーツセットも「キットカット ショコラトリー」銀座本店のカフェスペースでは販売する予定としている。
「キットカット ショコラトリー カカオフルーツチョコレート」
〈「キットカット ショコラトリー カカオフルーツチョコレート」商品概要〉
・内容量=1本
・販売場所=「キットカット ショコラトリー」常設8店舗(都内3店舗+大阪3店舗+川崎1店舗+広島1店舗)、「キットカット ショコラトリー」通販サイト(ネスレ通販オンラインショップなど)、「キットカット ギフトショップ」(りんくうプレミアムアウトレット内)
・発売時期=2019年 秋
・種類別名称=チョコレート
「カカオパルプ」