魚×チョコレート「いりこっと」発売、カタクチイワシをチョコレートでコーティング バレンタインにも/大分・増野善雄商店
大分県佐伯市蒲江にある水産加工会社の増野善雄商店は2月3日、公式オンラインショップで、カタクチイワシ(いりこ)をチョコレートで包んだ「いりこっと」を発売する。内容量25g、税込540円。
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「いりこっと」は、同じく蒲江にある製菓店の阿部製菓と共同開発した。増野善雄商店で製造する新鮮なカタクチイワシ(豊後水道産)で作るいりこにチョコレートをまとわせ、ローストしたアーモンドを乗せている。いりこは、あらかじめコーヒーシロップに漬け込むことで、魚独特の風味とチョコレートが合うよう工夫している。パッケージには、板チョコをイメージしたウロコの魚を描いている。
大分県佐伯市には多くの水産加工会社が軒を連ね、切磋琢磨しあうことで商品品質の向上を図り、水産都市「佐伯市」の地位を築いてきた。しかし近年では魚価の高騰、価格競争の激化が経営を圧迫し、各社厳しい状況を強いられている。
増野善雄商店によると、「今まで通り普通のことをしててもダメ」「付加価値を付けた新たな商品で水産業界に新たな風を」との思いで、有名ホテルでの経験もあるパティシェ・阿部雄太氏(阿部製菓)に声をかけ、「魚とチョコレート」の未体験スイーツが生まれたという。
「バレンタイン時期のリリースとなりますので、異色のコラボ商品『いりこっと』を愛する方や家族の方にぜひ渡していただきたいと考えています」(増野善雄商店)。今後は、魚を使ったスイーツを「魚ウィーツ(ギョウィーツ)」と名づけ、専門店の展開も視野に入れているという。
なお、「いりこっと」は、佐伯市内の取扱店舗でも販売する。取扱店舗は、「道の駅かまえ Buri Laboratory」「かまえインターパーク 海べの市」「道の駅やよい」「さいき海の市場〇」「さいき本舗 城下堂(予定)」。佐伯市内取扱店舗での販売価格は、税込500円。