高校生によるレモンレシピコンテスト受賞作品を石屋製菓が商品化&大丸札幌で期間限定販売、ポッカサッポロが食のプロを目指す生徒を応援
ポッカサッポロフード&ビバレッジが2022年12月に開催した「北海道三笠高校レモンレシピコンテスト 製菓部」での受賞2作品が、“白い恋人”などで知られる石屋製菓により商品化され、大丸札幌店(北海道札幌市)で6月21日から6月27日まで期間限定販売される。
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今回販売される商品は、「レモンのまんまるパリブレスト」(ISHIYA賞/チーム名:アンツー)と、「シャルロット・オ・シトロン」(ポッカサッポロ賞/チーム名:Chapellerie(シャペルリ))。どちらも1,296円(税込)、3号(直径9cm)。1日あたり各100個限定の販売となる。
発売日の6月21日には、白い恋人パーク(同市)で「レモンレシピコンテスト受賞レモンスイーツお披露目会」が行われた。会場には、今回のスイーツを開発した北海道三笠高校の生徒のほか、ポッカサッポロ北海道の黒柳伸治社長、石屋製菓の石水創社長、北海道コンサドーレ札幌小野伸二選手、ポッカサッポロのレモンアンバサダーを務める杉谷拳士さんが参加した。
小野選手は「レモンのまんまるパリブレスト」を食べた感想について、「食べた瞬間に皆さんの夢が詰まっているとすごく感じました。シュー生地がやわらかすぎず固すぎず、そこからチーズとレモンの味がいいバランスで入ってきますね」と話した。
杉谷さんは「シャルロット・オ・シトロン」について、「すごくおいしかった。食感もすごく柔らかくて、レモンの酸味や苦味がうまくマンゴーと重なり合って、コンサドーレ札幌のユニフォームと小野伸二さんぐらいに合う。それぐらいの表現かなと思いました」と述べた。
北海道三笠高校は、北海道で唯一の食物調理科単科高校で、「高校生レストラン」という生徒が運営するレストランもある。そこで地域の人々とコミュニケーションを取ったり、作った料理を提供しながら腕を磨いてきたが、コロナになって生徒たちは自分の腕を試す機会やお客様に触れ合う機会が大きく減っていた。
ポッカサッポロ北海道の黒柳社長は、今回商品化のきっかけとなった「北海道三笠高校レモンレシピコンテスト」を開催した背景を次のように語る。
「三笠高校の話を聞いて何か協力できないかと考えていました。そこで昨年、われわれの得意としているレモン、そして北海道に貢献したいという思いから北海道の素材・食材を使ったレシピコンテストを実施しました」。
「北海道の洋菓子を代表する石屋製菓様にもご協力いただき、石水社長も審査にご参加いただき、盛大にコンテストを実施できました。これからも北海道の皆さんから喜ばれる、北海道のためになることに取り組みたいです」。
石屋製菓の石水社長は、昨年12月のレモンレシピコンテストで三笠高校まで足を運んで審査員を務めた。それは、コロナ禍でレストランをなかなかオープンできない高校生たちに、何かお披露目の会を開きたいというポッカサッポロ社の思いに共感したからだという。
石水社長は、次のように語る。「今回受賞した2つのお菓子は本当においしかったです。ただ、商品化するには少し手直しが必要だったので、当社のシェフと商品化に向けて半年間動きました。今回、大丸札幌店で販売するということで大変嬉しいです。ぜひ多くの人に大丸で購入していただき、ご評価いただければと思います」。
「レモンのまんまるパリブレスト」を作った「アンツー」の2人(佐野知咲さん、五十嵐真央さん)は、「今回の商品化で、自分たちで作ったケーキをたくさんの方々に食べていただける機会を作っていただけて、とても嬉しいです。試作品をいただいた時に商品化の実感がわき、気持ちがとても高まりました。今までにない味わいや組み合わせを楽しんでいただけると思います」と話した。
また、「シャルロット・オ・シトロン」を作った「Chapellerie(シャペルリ)」の二人(吉田海斗さん、西山縁さん)は、「商品化するにあたって、一つ一つの作業を大切に丁寧に行うことを心がけました。これからは、普段の部活動などでもそれを強く意識していこうと思います」と語った。
三笠高校製菓部顧問の鈴木多恵先生は、次のように語る。「高校生は、コロナで様々な活動が制限されていました。そのような中、自分たちで考えた作品を商品化する機会をいただき感謝しています。生徒たちにとって本当にかけがえのない経験なり、この4名の生徒も他の生徒にとっても、いい刺激で、いい成長の場をいただけたと思っています」。
受賞作品の販売場所は、大丸札幌店地下1階のほっぺタウン。発売日には、杉谷さんと生徒が店頭に立って呼び込みを行った。なお、生徒による応援販売は、6月24日と25日にも行われる(10時~16時)。