「キットカット」価格改定、主力品大袋は1枚増量「少人数用とファミリー向けの違いを明確に」、改定率は+15~19% ネスレ日本

ネスレ日本「キットカット」
ネスレ日本「キットカット」

ネスレ日本は11月16日、2024年3月1日の発売及び出荷分から「キットカット」の価格改定ならびに内容量変更を実施すると発表した。対象は「キットカット」の主力製品5品と、その他製品8品の13品。1枚あたりの価格改定率は+15~19%。

主力製品5品は、容量変更と価格改定を行う。容量変更は、「キットカット」12枚を13枚にし、「同 オトナの甘さ」11枚を12枚にする。また、「同 オトナの甘さ 濃い抹茶」10枚、「同 全粒粉ビスケットin」10枚、「同 オトナの甘さ ストロベリー」10枚を、それぞれ11枚にする。価格改定は、いずれも540円から685円となる(全て税込、以下同じ)。1枚あたりの価格改定率は約+15~17%。

その他製品の8品は、価格改定のみを行う。「キットカット」9枚、「同 オトナの甘さ」8枚、「同 オトナの甘さ 濃い抹茶」7枚、「同 ショコラオレンジ」7枚、「同 ミルクティー味」7枚の5品は、価格改定で540円から637円となる。また、「キットカット」3枚は118円から141円に、「同 オトナの甘さ」3枚は142円から169円に、「同 バー」38gは118円から141円となる。1枚あたりの価格改定率は約+18~19%。

価格改定の理由について同社は、原料価格の高騰に加えて、円安の進行が続く中、可能な限りのコスト削減に取り組み対応したものの、企業努力で吸収することが困難な状況であるためとした。

また、今回は主力の大袋入り製品で容量変更に踏み切り、1枚増量した。このことについて、ネスレ日本は、「“キットカット”の袋製品は、9枚入りと12枚入りを展開していますが、9枚入りは少人数世帯を意識した製品で、12枚入りの大袋製品はファミリー向け・パーティー向けと位置付けています。今回の容量変更は、その違いをより明確にする考えです」とした。

同社は「今後も引き続き、コスト削減に取り組むとともに、高品質で手軽に楽しめるおいしい製品をお届けしてまいります」などとしている。

媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=本体価格12,000円+税6ヵ月=本体価格23,000円+税1年=本体価格44,000円+税