SDGs活動を経済的価値に/湖池屋「おいしさと楽しさを届けるSDGs活動を推進」【食品産業技術功労賞】

第54回食品産業技術功労賞 サステナビリティ部門受賞
第54回食品産業技術功労賞 サステナビリティ部門受賞

湖池屋のSDGs活動の象徴といえるのが、短編アニメーション「湖池屋SDGs劇場『サスとテナ』」だ。

社会課題や環境問題を反映した怪獣たちに立ち向かうキャラクター(サス、テナ、ブルら)が登場する。2021年10月にテレビ放映を開始し、WEBサイトやYouTubeでシーズン1~5の全65話を公開中。主要キャラクターの声優には、タレントの相葉雅紀さんや中島健人さんを起用している。視聴者からは「勉強になる」「SDGsを身近に感じられる」といった声が寄せられ、最新のシーズン5からはBS朝日での放映に加え、一部地上波(熊本、北海道、青森、岩手のテレビ朝日系列局)へ放映網を拡大している。

2024年4月には本社を置く板橋区と連携し、板橋区立赤塚小学校の生徒たちへSDGsに関する授業を実施した。生徒が考案した“SDGs怪獣(SDGsをテーマにしたアニメに登場する怪獣)”を湖池屋社員へプレゼンし、優秀作は実際のアニメ内に登場した。今後もアニメとリアルな企画を紐づけ、活動の幅を広げていく。

「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2024年時点)。

「第54回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)

▽一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆
▽国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也
▽国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美
▽独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央
▽独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興
▽日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛
▽食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹

〈食品産業新聞 2024年12月2日付より〉

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食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
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