新春インタビュー・正田隆正田醤油社長
──昨年11月期の概要は
まだ確定していないものの、微増収、微増益で着地したとみている。売上げは前期に5%程度伸びたので、それを確保した。利益をどう確保するかが課題だったが、厳しい環境の中ではまずまずとなった。
──しょうゆ部門はいかがですか
しょうゆは売上高、出荷量とも約1%の減。家庭用、業務加工用とも同様な傾向だった。
家庭用では、1Lはやはり苦戦している。価格競争に巻き込まれないよう、値締めをしているので、量が減るのはしかたがない。1割減くらいだった。それに代わる意味で鮮度訴求の400ml密封ボトル2品を4月に発売した。北関東中心に配荷しているが、1Lの減少分をカバーするまでに至っていない。秋には「塩分を気にする人のおいしいしょうゆ」を発売し、ラインアップが充実してきており、今後、じっくり育てていく。(詳細は本紙にて)