ヤマサ醤油16年決算は過去最高見通し、国内しょうゆ・食品共に目標達成
ヤマサ醤油はこのほど、都内の同社営業本部で大谷和人営業副部長らが記者会見し、16年12月期決算(速報ベース)と、今春の新製品・販促概要を発表した。
それによれば、全社売上高は15年に続き目標を達成し、過去最高とした上で、国内しょうゆ・食品とも目標を達成、特に特販が好調との見解を示した。新商品では「鮮度生活」で200mlを2品投入し、テーブルユースなどトライアル需要を喚起する。
営業本部(国内)のうち、家庭用はリテールチャネル営業企画室が量販店に対して良い提案ができ、ほぼ前年をキープした。業務用は料飲店などの従来ルートは厳しいが、特注品や加工メーカー用がけん引したとしている。
分野別にみると、しょうゆは家庭用の1Lペットは厳しいが、750mlや500mlの拡販を進めた。「鮮度の一滴」は安定需要、「鮮度生活」が新発売でそっくりオンしており、鮮度容器全体では増加。業務用は18L缶から小型容器へシフトしている。国内がやや減少したが、欧州向けの輸出が好調でしょうゆの出荷量は微増とした。(詳細は本紙にて)