“糸引き納豆の日”イベントにレスリング・吉田沙保里選手 「ねばりが無いと勝負には勝てない」-納豆連

全国納豆協同組合連合会(納豆連)は1月10日の「糸引き納豆の日」を記念し、筑波大学東京キャンパス文京校で、至学館大学副学長で、レスリング選手兼女子日本代表コーチの吉田沙保里さんをゲストに迎えて「糸引き納豆の日記念粘りが勝負!アスリートーク」イベントを開催した。

納豆はそのねばり強さと、糸を引く性質から、勝負事に縁起が良い食べ物とされ、また栄養価が高く「納豆食いの風邪知らず」と言われてきており、納豆連は20年東京五輪に向けて、日本の将来を背負って立つ若いアスリートに縁起の良い納豆を食べて健康と運気を高め、ねばり強く勝負に挑んでほしいとの願いを込めている。

吉田選手は02年に世界選手権に初出場初優勝し、15年大会まで13連覇。五輪では04年アテネ五輪、08年北京五輪、12年ロンドン五輪と3連覇を達成し、12年に五輪と世界選手権を合わせ、世界大会13連覇を達成し、国民栄誉賞を受賞したレスリングの現役レジェンド。16年リオデジャネイロ五輪では銀メダルを獲得し、個人戦では206連勝も達成している。

〈吉田沙保里選手「食生活の意識付けでライバルに勝てた」〉
吉田選手は納豆について、「小さい時は苦手だったが、今は大好き。ご飯と一緒に食べるが、ご飯に乗せないで食べる。普通が一番おいしいが、マヨネーズをトッピングすることもある。最近は青ノリかシソ入りを食べたが、おいしかった」と話した。

食生活で気を付けていることについては「特に減量は行っていないので、カロリー計算などはあまり行っていない。ただ野菜が苦手だったが、食べるようになっている。肉だけでなく野菜もバランス良く食べている」と述べた。

ねばりについては「ねばりが無いと勝負には勝てない。レスリングは最後の数秒まで勝敗が分からないので、ねばり強くという気持ちは大切にしてきた。3歳からレスリングをやっているので、自然と粘り強くなっている。ねばり強く負けたくない気持ちがあったからここまでやってこられた」と述べ、勝負については「何事も負けたくない。じゃんけんも負けたくないので、勝つまでやる。負けて終わることが好きではない」と話した。

食生活については「お菓子が好きで、大学に入った時も脂肪が多い身体だった。お菓子を食べていることを同級生が監督に告げ口をされ、お菓子禁止令と1日の食事を5回に分けることで、身体付きが変化していった。監督が食生活と勝つための意識付けをしたことで、ライバル選手にも勝てるようになった」と話した。

〈大豆油糧日報 2018年1月12日付より〉