日清オイリオ・春のプレゼン会、売上アップやソリューション提案などを紹介

〈オリーブ油「BOSCO」でカゴメ・ピエトロとの共同提案を企画〉
日清オイリオグループは2月27日、主要取引先の量販店・卸のバイヤーなどを集めて、今年上半期の営業提案・販売方針を説明する春のプレゼンテーション会を、都内のホテルで開いた。今回は「One More!(ワンモア)」を共通スローガンに、家庭用商品(ホームユース)では、売上アップや新規需要につなげるオリーブ油や「かける」オイル、家庭内調理を喚起する各種提案を行ったほか、業務用商品では人手不足対応や調理品の品質向上のソリューション提案、ウェルネス関連ではMCT(中鎖脂肪酸油)のブランド化と機能広報との連動により、新たな価値を創造する企画を紹介した。

家庭用商品の展示エリアでは、「BOSCO」オリーブ油の販促企画として、トマトとの相性の良さをアピールするカゴメとのコラボ提案や、ピエトロと共同によるイタリアンフェアを通じた提案を行った。

カゴメとのコラボ提案では、野菜ジュースやトマト煮などに、オリーブ油をかけるレシピ提案を中心に、テレビCMの投入やレシピ動画配信、トマトに含まれるリコピン吸収にはオリーブ油と一緒に食べることが効果的といった情報発信によるバックアップを行う。イタリアンフェア関連では、ピエトロの「おうちパスタ」シリーズや、パスタソースなどとのセットによる「夏パスタ」提案を紹介した。

また、今春145gボトルを新発売した「日清やさし~く香るエキストラバージンオイル」関連では、くせの無い風味などの特徴をアピールすることでライト層を開拓し、間口拡大を図る取り組みも紹介した。

〈「日清アマニ油ドレッシング」でユーザー予備群に訴求、こだわり素材活用など〉
「日清純正香り引き立つごま油」など、家庭用ごま油の提案では、ブームの「無限メニュー(単一食材を中心とする総菜)」に即して、ピーマン、エノキダケなどのキノコ、豆苗を、ごま油とシーチキン、サバ水煮、鶏がらスープの素などを使ったメニューの調理実演・試食を通じて、アピールした。

「日清マカダミアナッツオイル」の新発売と、新フレッシュキープボトルの採用により、今春さらに強化を図っている「かける」オイル関連では、シリアルやサラダなどとからめた朝食提案を行った。

調理油の提案では、「日清ヘルシーオフ」と共に、今春600gボトルを新発売した「日清こめ油」を中心に、定番メニューのエビフライの試食を通じて、揚げ物調理の喚起を図る取り組みを紹介した。

新しいドレッシングブランド「日清アマニ油ドレッシング」の提案では、健康性を背景に、野菜・サラダメニューを中心にアマニ油市場は拡大を続けている一方で、使い方や価格面がハードルとなっているユーザー予備群に対して、値頃感とこだわり素材の活用、高級感あるデザインなどで効果的に訴求できることをPRした。さらに「ローストポークの野菜巻き」を試食提供することで、幅広いメニューで活用できることも紹介していた。

アマニ油 効果的に訴求できることをPR

ギフト提案では、中元・歳暮にとどまらない、母の日やクリスマス、バレンタインデーなどの「カジュアルギフト」市場に向けた、オリーブ油ブランド「オリバデオイリオ」を核とする商品や売場作りなどを企画提案した。

〈大豆油糧日報 2018年3月6日付より〉

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