スクウェア・エニックスの社員食堂に“大豆ファースト”メニュー初導入/フジッコ
期間中、同社の社員食堂では提供メニューにフジッコの「蒸し大豆」の小鉢がつき、カフェ食堂ではサラダのトッピングとして「蒸し大豆」が盛り放題になるというもの。フジッコは、推奨する「大豆ファースト」の食事法には食後血糖値の上昇を抑制する効果があることを示す実験結果を発表している。これによると、30代~50代の男女を対象に、〈1〉ノーマル(塩おにぎり2個)、〈2〉ベジファースト(野菜サラダ100g を食べた後に塩おにぎり2個)、〈3〉大豆ファースト(蒸し大豆26g を食べた後に塩おにぎり2個)の3つの食事法の食後血糖値の推移を比較したところ、「大豆ファースト」は「蒸し大豆」26gと少量でありながら、「ベジファースト」と同等以上の食後血糖値上昇効果が得られたという。
加えて、他の2つの食事法と比較し、満腹感が長時間継続するという結果も得られた。このほか、「大豆ファースト」の有用性について、汎用性が高く幅広い料理に応用できること、食物繊維の他にタンパク質や、大豆イソフラボンなどの成分も摂取できることを挙げている。
〈糖尿病対策をテーマの一つに、取り組み通じて血糖値への意識を〉
フジッコ担当者は「大豆の食べ方が分からないという人が多いが、蒸し大豆は応用範囲が広く、つまんで食べられるなど食べやすさもある。また、豆本来の味も楽しめる」とコメント。今後の展開については、「『大豆ファースト』は糖尿病対策が一つのテーマのため、社員食堂などで導入してもらうのが良いと考えている。次の『大豆ファースト』導入企業も交渉中の段階」とする。
スクウェア・エニックス担当者は「当社では普段から血糖値を意識している社員は少なく、健康診断で指摘されハッとする人が多い。この取り組みで、血糖値を意識してほしい」とした。
〈大豆油糧日報 2018年5月17日付より〉
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