日華油脂、6月3日出荷分から油脂価格改定、コスト上昇吸収できず
〈業務用製品斗缶・業務用ミニローリー・家庭用製品各キロ20円値上げ〉
日華油脂は2019年6月3日出荷分より、油脂製品の価格を改定することを明らかにした。改定内容は、家庭用製品がキロ20円、業務用商品斗缶・業務用ミニローリーがキロ20円、加工用製品バラがキロ20円値上げを行う。
日華油脂は2019年6月3日出荷分より、油脂製品の価格を改定することを明らかにした。改定内容は、家庭用製品がキロ20円、業務用商品斗缶・業務用ミニローリーがキロ20円、加工用製品バラがキロ20円値上げを行う。
昨今の物流費の急騰に加えて、エネルギーコスト、人件費、資材価格も上昇を続ける厳しい環境が続いている。同社では、生産・オペレーションの効率化、経費削減などのコスト削減に取り組み製品価格の維持に努めてきたが、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況となっているとした。
また、油脂コストに関しても、大豆相場は昨秋以降上昇基調にあり、菜種も新穀の油分低下などがコスト上昇要因となっているとする。カナダドル、USドル高の為替状況、さらに、ミール価格下落の影響が大きいため、油脂コストの大幅な上昇は避けられない状況としている。
〈大豆油糧日報 2019年3月20日付〉