ハナマルキ、にんべんとのコラボ商品「だしを愉しむおみそ汁」に最高級本枯鰹節を採用、年間30万袋の販売を計画/2019年秋の新商品
冒頭あいさつした平田伸行取締役は、「秋の新商品は、消費者のこだわり志向、だし需要、時短簡便、個食化の4つのポイントを念頭に置いて開発した。中でも、にんべんと初コラボした『だしを愉しむおみそ汁』は高まるだし需要に応えた商品。即席みそ汁の好みの味について調査したところ約8割が『だしがしっかり効いている』と回答した。そこで、にんべんの本枯鰹節を贅沢に使用したこだわりの即席みそ汁の開発に至った。鰹節へのカビ付工程を4回以上繰り返した、最高級の本枯鰹節を使用した一杯となっている」と自信をみせた。年間販売目標は30万袋としている。
にんべんの木村絵里子経営企画部広報宣伝グループ課長も同発表会に出席し、「日本橋本店で、『だし場』というスタンディングのバーを展開している。1杯100円で鰹節のだしが手軽に飲めるが、オープンからまもなく90万杯の販売に到達しそうだ。オープン当初は近隣のオフィスからの来店者が多かったが、土日はファミリー層または海外からの観光者が多く、だしブームを実感している。今回は本枯鰹節という最高級品をコラボ商品に使わせていただいていた」とコメントし、プレミアム感を強調した。
〈売上好調の即席みそ汁「スグ旨カップ」に「彩り野菜」と「きのこ」を追加〉
お湯を注ぐだけで手が汚れないと好評のスグ旨カップみそ汁では、「彩り野菜」と「きのこ」の2アイテムを追加して5アイテムとしラインアップを強化した。これに対し平田取締役は、「シリーズ全体で好調な売れ行きで、上蓋開けてお湯を入れるだけの簡便性と、具材のボリューム感が支持されている。『彩り野菜』は5種類の野菜が入っており、具材のボリュームにこだわった食べ応えのある一品。また『きのこ』も香り高い舞茸をふんだんに使用したほか、わかめ、油揚げ、ねぎも入っており、具材感を楽しめる商品とした。具材のボリューム感を感じてもらえるPR動画も制作しており、SNSやユーチューブなどを使って露出を増やし売上を拡大していく」とした。
生みそでは無添加シリーズの強化を図った。「現在無添加みそは現在5アイテムを展開しており、シリーズ全体で売上を伸ばしている。今回は改めてシリーズの強化を目指し、小容量タイプと無添加減塩650gのパッケージをリニューアルし、露出を高めることで売上拡大を狙う」とした。
また、粒状の「塩こうじ」「減塩塩こうじ」の容器をリニューアルした。外周リング付きで握りやすく、力を入れやすい直径の大きなキャップを採用したほか、中身が見える透明窓付きのパッケージデザインに変えた。万が一キャップを誤飲しても呼吸ができる「空気通過口」が付いたキャップも採用しており、子供からお年寄りまで安心して使用できるようにした。
〈大豆油糧日報 2019年7月19日付〉
にんべん木村絵里子課長、ハナマルキ平田伸行取締役