三菱食品 業務用食品展示会“REIWA STYLE COLLECTION”開催、「濃口調合ごま油」や全国各地のみそが付加価値を提案

日清オイリオグループは「濃口調合ごま油」などを展示
三菱食品は8月28日、業務用食品の展示会「REIWA STYLE COLLECTION」を東京ドームシティプリズムホールで開き、「おいしさを超えて」驚きや感動、楽しさを提案する食品が多く並んだ。

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外食市場における消費者分析では、20代が外食を利用する割合は、2年前と比較すると「月2、3回利用」が7%伸びており、30代の場合は「ほぼ毎日利用」が8%伸びているとし、「ちょっといい店」の利用目的では、20代、30代、40代ともに、「自分・相手へのご褒美」に利用しているというデータを示すことで、底堅い外食市場の潜在需要にフォーカスした。また、サードプレイスニーズの拡大にも注目し、自宅、勤務先に次ぐ、自分の居場所として、外食店などがなり得る可能性を提案した。

本紙「大豆油糧日報」関連では、日清オイリオグループが「濃口調合ごま油」と「吸油が少ない長持ち油」を出展し、それぞれを使った「豚バラと秋の実りのごま油炒め」や「鮭おにぎり天ぷら」の試食を実施した。「濃口調合ごま油」ではごま油配合率が60%でありながら、焙煎ごまの豊かな香り立ちと香ばしさを持つ超濃い口タイプの調合ごま油であることを訴求。「吸油が少ない長持ち油」では、天ぷらなどの揚げ物の吸油量を最大13%抑制し、フライ油の劣化も抑制して長く使える油であることを紹介した。

全国のみそを扱う、ちくま食品は仙台みそのジョウセン本場仙台やマルマンの金山寺漬の素、石野の上撰白みそなど20品近いみそを並べ、練り物にみそを直接付けて来場者に試食を求めた。品ぞろえの豊富さと、感動を与える伝統の味を示すことで、来場者の目と舌を楽しませた。

ちくま食品は20品近いみそを並べた

ちくま食品は20品近いみそを並べた

〈大豆ミートの冷凍ハンバーグは食感を、「パパッと味噌パウダー」は使い方提案を展開〉
ヤヨイサンフーズは新商品として、大豆ミートの冷凍ハンバーグの味を来場者に味わってもらった。大豆ミートの大きさや硬さの違うものをうまく組み合わせることで、ニクニクしさを演出した。粗びき風食感のハンバーグには甘みのあるデミグラス風ソースを合わせた。給食市場での認知を高め、外食店に対しても付加価値の高い食品として売り込んでいきたいと意気込んだ。

ヤヨイサンフーズは大豆ミートの冷凍ハンバーグを紹介

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〈大豆ミートの冷凍ハンバーグは食感を、「パパッと味噌パウダー」は使い方提案を展開〉
ヤヨイサンフーズは新商品として、大豆ミートの冷凍ハンバーグの味を来場者に味わってもらった。大豆ミートの大きさや硬さの違うものをうまく組み合わせることで、ニクニクしさを演出した。粗びき風食感のハンバーグには甘みのあるデミグラス風ソースを合わせた。給食市場での認知を高め、外食店に対しても付加価値の高い食品として売り込んでいきたいと意気込んだ。

J-オイルミルズは「プレミアバターフレーバーオイル」を紹介

J-オイルミルズは「プレミアバターフレーバーオイル」を紹介

神州一味噌では、新商品「パパッと味噌パウダー」を大々的に展示。パッケージカラーを従来よりも鮮やかなピンク色に変更し、アイキャッチになるカラーを使用したことで、商品の視認性をアップさせたことなどをピーアールした。外食店の調理場でも簡単に使ってもらえるパッケージの良さも強調し、業務用途でも充分に活躍できるポテンシャルの高さを説明した。
 
ヤマサ醤油は「ホアジャオマーラーつゆ」と「ゆず胡椒つゆ」の新製品を紹介した。汎用性が高く多くのレシピを作り出せるほか、居酒屋や産業給食、ビュッフェ業態などの創作料理にも利用できることなどを訴求した。
 
J-オイルミルズでは、「プレミアバターフレーバーオイル」を紹介した。冷たいビシソワーズに同オイルを入れても固まらず、バター風味とコクが味わえる、常温保管可能、焦げ付きにくいなどといった特長を紹介した。
 
〈大豆油糧日報 2019年9月3日付〉