大豆使用の「業務用ゼロミートハムタイプ」発売、燻製による風味豊かな香り/スターゼン
スターゼンと大塚食品は、大豆(大豆加工食品)を使った畜肉不使用製品ゼロミートシリーズから、外食・中食向けの「業務用ゼロミートハムタイプ」を4月1日に新発売する。
近年、欧米をはじめ、世界中で植物性のたん白質を原料とした畜肉代替商品が需要を伸ばしている。その背景として、世界の人口増加に伴う食肉需要の拡大に対する供給不足への懸念、家畜生産時の環境負荷への配慮、健康面や動物福祉など倫理的理由によるベジタリアンやヴィーガン、ローカーボ実践者の増加など、さまざまな理由が考えられる。
今回、発売する「業務用ゼロミートハムタイプ」は、3月23日に発売を開始した市販用の「ゼロミートハムタイプ」を、外食・中食の弁当やサンドイッチ、総菜などに使用しやすい規格にした。業務用ゼロミートは、市販用ゼロミート同様ハンバーグ、ソーセージタイプに、今回のハムタイプが加わり充実したラインアップとなった。
ハムタイプは、大豆加工品を使用することで畜肉を使ったハムのような味と食感を実現した。燻製による風味豊かな香りがあり、本当の畜肉のような食事を楽しむことができる。
欧米の肉代替市場同様に、日本国内でも外食産業で大豆などを原料とした畜肉代替品を使用したメニューが増加しており、ラインアップを拡充しメニュー提案の強化を図っていく。なお、商品開発については2社共同で行い、販売はスターゼンが行う。
ゼロミートブランドは、素材に畜肉を一切使用せず、大豆を使用することで畜肉のような食感、味、香りを実現した。今後さまざまな畜肉代替食品メニューを開発し、おいしくて健康的な食生活を提案し続けていく考えだ。
〈大豆油糧日報2020年3月31日付〉