マルコメ「大豆のお肉」が品薄状態に、新型コロナウイルス感染症の影響で長期保存ニーズが上昇
マルコメの「大豆のお肉」が新型コロナウイルス感染症の影響で品薄状態になっている。日持ちのする食品として、カップ麺などと同様に、東京のスーパーの棚から商品がなくなる事態となっている。アマゾンなどのネット通販でも品薄状態が続いているという。
品薄状態となっている理由は、食肉よりも賞味期限が1年と格段に長く、和洋中と肉を使ったメニューのバリエーションが豊富だという事が考えられる。今回の買占めで非常食としての価値も高まってきた植物肉の需要は今後も右肩上がりが予想される。
また、大手精肉メーカーでも大豆ミートを使った商品が数多く発売されている。スーパーでは、これら代替肉の販売スペースを拡大して、消費者の需要に応える必要もありそうだ。
マルコメでは、ダイズラボというブランドで、大豆ミート関連商品を展開。「キーマカレー」や「麻婆豆腐」、「味付きそぼろ」などの総菜の素のほか、「大豆のお肉」では、ミンチタイプ、フィレ、ブロックなど、メニューによって使い分けられるような商品を取りそろえている。ミンチタイプでは冷凍タイプも販売している。
〈大豆油糧日報2020年4月6日付〉