Jオイルミルズがオフィスリニューアル、時間と場所を自由に選択できる“ABW”のコンセプト取り入れ
J-オイルミルズは働き方改革の一環として、本社管理部門を対象に、時間と場所を自由に選択できる働き方「ABW(アクティビティベースドワーキング)」のコンセプトを取り入れたオフィスリニューアルと業務改善を実施した。
この取り組みにより、従業員の多様な働き方の推進や、時間や場所に縛られない効率的な業務遂行を実現するとともに、アフターコロナ・ウィズコロナを見据え、従業員の健康と安心・安全を守ったうえで、「新しい働きかた」を目指すとしている。
同社は働き方改革の重点目標を、「イノベーション創出」「生産性の向上」「フレキシブルな働き方」の3点とし、従業員の自律と協働をコンセプトに、これまでIT・モバイル環境整備、テレワーク制度導入、ウェブ会議化などを促進し、従業員がオフィス内外でフレキシブルに働ける環境や仕組みを整えてきた。
今年は、オフィスや座席に縛られる業務が特に多かった本社管理部門を対象に、固定電話から携帯電話への切り替えや、ペーパーレス化の推進といった仕組みの整備と同時並行で、オフィスリニューアルを実施した。
主な特徴は、フロア全体をフリーアドレス化し、執務席数を減らす一方で総席数は1.2倍に増加した。また、「集中」「交流」「会議」「1on1」「リフレッシュ」などのスペースを設定した。さらに、執務席は導線から社員間交流が発生するように、約半分を格子状に配置した。
今後もオフィスリニューアルと業務改善を、今回の本社管理部門を皮切りに順次展開していくとしている。
〈大豆油糧日報2020年6月2日付〉