日本初、手揚げ風油揚げの量産化/アサヒコ
老舗豆腐メーカー・アサヒコの「昔あげ」は、2021年に発売30周年となるロングセラー油揚げ。昔ながらの「浮かし揚げ製法」による手揚げ風油揚げの量産化を、日本で初めて実現した商品だ。
油に浮かせてじっくり揚げるため、豆腐質がたっぷりで食べ応えがあり、焼くだけで立派な1品になる。加えて、いなり寿司の皮などに向く機械揚げの油揚げと比較し、たんぱく質量は1枚当たり約3倍と栄養価の高さも強みだ。
「昔あげ」は生産工程や包装環境など同社の総合的な技術により、業界最長の賞味期限21日間を実現している(きざみ揚げ除く)。消費者が賞味期限を気にせず安心して使える利便性の向上に加え、社会課題である食品ロス削減の動きに合致する。
ラインアップは、定番の2枚入から、国産大豆を使用したタイプ、細かく刻んだきざみ揚げ、単身者向けの1枚入など、消費者ニーズに応じたラインアップで展開している。さらに2021年11月には、食べ方提案として、「昔あげ」をみそに漬け込み、家庭で焼くだけで楽しめる惣菜型商品を新発売した。
〈食品産業新聞 2021年12月8日付より〉