ハナマルキ「液体塩こうじ」配膳ロボットでプロモーション、高齢者や子どもが好反応
ハナマルキは4月30日から5月5日まで、茨城県つくば市にある全日食チェーンシティーマーケットうおまつ本店で、テクノホライゾンエルモカンパニー(愛知県名古屋市)の広告付き配膳&案内ロボット「KettyBot」(ケティボット)を使ったプロモーション実験を行った。
ケティボットはレストランやスーパーマーケット向けに開発された配膳ロボットで、人の流れが多い場所でも、内蔵されたAIが判断してすり抜け、わずか55cmの幅でも通過することができる。
今回はケティボットを使って、「液体塩こうじ」の広告と販促情報を中央に配置された18.5インチの大画面サイネージで表示し、魚売り場や肉売場、野菜売場の通路を走らせた。大画面の後ろに設置された棚には「液体塩こうじ」そのものを展示し、気になれば、来店者はそこから商品を取ることができる。
取材現場に同席したハナマルキの平田伸行取締役は、「お子様が良く反応してくれている。それで両親が興味を持って気にしてくれている」「店内プロモーションとしては十分な効果があった」と評価した。
また、魚松の松下紀子常務取締役は、「高齢者がケティボットに話しかける場面が多く見られた。地元のスーパーなので、常連のお客様は、コミュニケーションを求めてくるケースが多い。スーパーに勤めたいと希望する若い人が少ないので、人手不足を補うためにも、こうしたロボットが会話を通して、お客様とコミュニケーションをとれるようになってくれれば、なおさら助かる」と今後への期待を示した。
〈大豆油糧日報2022年5月9日付〉