ヤマダフーズ 新たにフリーズドライ加工受託を開始、遊心庵工場に装置を新規導入
これまで外部業者に委託していた納豆のフリーズドライ加工を内製化することでこれまでの3倍の生産量を確保し、自社納豆のフリーズドライ化による販路の拡大を目指すほか、新たな取り組みとして、農産物を始めとする素材のフリーズドライ加工の受託を開始した。フリーズドライ納豆の新たな商品の開発・販売も行う。
県内農家の地域農産物などのフリーズドライ加工により、6次産業化の推進にも貢献していくとしている。
フリーズドライ装置新規導入の背景について、同社の納豆は冷蔵もしくは冷凍での流通が基本であり販路の開拓に制約があった。これまでもフリーズドライ商品の販売はしていたものの、フリーズドライ加工は外部業者に委託していたため供給量が限られており、これらの課題を解消するため自社に設備を導入する判断に至ったとする。
同事業は、地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)を活用した秋田県の補助事業「令和3年度あきた食品産業活性化モデル育成事業」により、県内のフリーズドライ加工の拠点設備として導入した。
〈大豆油糧日報2022年5月12日付〉