Jオイルミルズ、新社長に八馬味の素執行役員を内定、楳田社長は相談役に

J-オイルミルズは30日に開いた取締役会で、味の素の八馬史尚・執行役員食品事業本部外食デリカ事業部長の社長就任を内定した。楳田純和社長は相談役に就任する。正式には6月23日開催予定の定時株主総会と、その後の取締役会で決定する。

楳田社長は10年6月の正式就任から程なく、第3期中期経営計画(11~13年度)を策定し、粉末油脂事業への参入や海外事業推進に向けた布石、製油・油脂事業以外の食品・ファイン部門の強化に取り組むなど、同社の事業構造改革を進めた。並行して、3期連続の経常増益達成などの成果も収めた。さらに14年度からは、20年度までを対象とする第4期中期経営計画をスタート。7本部制への大幅な組織改訂や、倉敷工場の建設など搾油拠点の再配置に着手したほか、海外事業の加速化などに努めていた。

[新社長略歴]八馬史尚氏(はちうま・ふみなお)一橋大卒、1983年味の素入社。食品部、海外事業本部などを経て、11年に食品事業本部外食デリカ事業部長、13年に執行役員に就任。55歳。兵庫県出身。(詳細は本紙にて)