2016年・新年製油メーカートップインタビュー④ 清水洋史・不二製油グループ本社社長
–15年を振り返って
上期は増収、営業利益は前年並みとなり、予定通りだった。日本は、製菓・製パン素材部門ではチョコレート、大豆たん白部門では大豆多糖類の販売が好調で、増益となった。米国における油脂は増益、製菓・製パン素材部門はブラジル子会社ハラルドの取得費用計上があったため減益だった。この減益を、他でカバーできた。
通期も予定通り行くと見ている。ただ、ブラジルの景気悪化から、為替差損が発生しているほか、借入金の金利も上がっている。M&Aの効果が出てくるのはこれからだ。(詳細は本紙にて)