25年の世界大豆生産量、3億5,930万tに拡大を見込む-農水政策研需給予測

農林水産政策研究所はこのほど、世界食料需給モデルによる、10年後の2025年の世界食料需給予測をまとめた。

その中で、世界の大豆需給予測(右上表参照)の生産量については、12~14年平均の2億9,020万tから24%増加し、3億5,930万tに達するとしている。北米の生産量は23%増の1億2,230万t、中南米は26%増の1億9,690万tと、主要生産地域では10年で20%以上増加すると見込んでいる。

中でもブラジルは、アマゾン地域以外でも農地を拡大する余地があることから、収穫面積と単収、共に増加が見込まれ、23%増の1億0,780万tと予測している。このほか、アジアや欧州でも増産を予測しているものの、生産量自体は限定的だ。(詳細は本紙にて)