業務用チョコレートが好調、大豆たん白も堅調-清水不二製油G社長

不二製油グループ本社は13日、決算会見を都内で開き、15年度の決算概要と中期経営計画「ルネサンス不二2018」の事業方針について、清水洋史社長(写真)が説明した。

決算は、増収増益となった。営業利益は前年比18.5%増の26億円となったが、経常利益が同5.3%増の7億円と、為替の影響で、それほど増えてないことを指摘した。

地域・セグメント別損益では、日本の大豆たん白事業でプラス9億円となったことを強調した。「これまでは、ここの数字が小さかったが、今年は大豆たん白セグメントが非常に頑張った。その中でも、水溶性大豆多糖類が海外で売れたことが大きかった。加えて、油脂は、原料が安かったことから堅調だった」とし、日本では拡販施策が奏功、アジアでは原料相場安定で採算改善し増益となったことを報告した。(詳細は本紙にて)