食品大豆の輸入量と用途別使用量(09年~16年)-食品産業新聞社推計

食品産業新聞社の推計による、15年と16年(予測)の、「食品用大豆の輸入量」と、「食品用大豆の用途別使用量」は2面表のとおりとなった。推計にあたっては、大豆関係団体の資料や、財務省の貿易統計、農水省・総務省の統計などに加え、大豆加工メーカーや大豆流通関係者の意見を参考にした。

まず、食品用大豆市場で一昨年・昨年と強い関心を集めた、国産大豆の動向は、集荷量の安定化と共に、入札価格も25年産の累計平均価格では60kg当たり1万4,000円を超えたが、5月時点の27年産累計平均価格は1万0,305円まで軟化しており、市場は着実に沈静化に向かっている。

他方で、入札価格が軟化しているとは言え、福岡・佐賀フクユタカは依然として1万2,000~3,000円の高値圏(5月入札時)にあることや、豆腐・納豆中心に国産大豆の使用量は速やかな回復をみせており、改めて需要の強さもうかがえる。(詳細は本紙にて)