凍り豆腐需要は堅調、メディア効果で健康効果の認知高まる、粉豆腐も伸びる
凍り豆腐(こうや豆腐)市場は、04年をピークに漸減傾向にあったが、14年秋にテレビ番組でこうや豆腐の健康効果やメニュー提案が取り上げられ、認知が高まったことをきっかけに増加に転じ、昨年もメディア効果により、凍り豆腐を粉末状にした粉豆腐の需要が大きく伸び、堅調に推移した。
長野県凍豆腐工業協同組合がまとめた組合員の原料大豆使用量は、15年は0.7%増の1万9,143tと微増。今年は1~5月までで4.2%減の7,5237tと反動減が見られる。粉豆腐の需要は急増時に比べ落ち着いたが、底上げされている。粉豆腐を含め、食べ方提案を地道に行い、新しい顧客層の定着化が課題だ。(詳細は本紙にて)