16年産カナダ菜種生産、1,818万tと豊作を見込む-日加菜種予備協議
カナダ菜種の作柄や需給動向について協議する、第40回日加菜種予備協議が7月13日、カナダのブリティッシュ・コロンビア州ヴィクトリア市で開かれた。
そこでカナダ側から示された、16年産菜種の生産量は、作付が早期に進捗したことに加え、現時点では過剰の嫌いもあるが降雨にも恵まれたことで、前年産を上回る1,818万tと豊作見通しが示された。これにより総供給量は2,000万tを超える見通しにあり、さらに現在、中国はカナダ菜種のきょう雑物の基準引き下げについてカナダと協議中で、期限の9月1日までに妥結に至らなければ、中国はカナダ菜種の輸入をストップする可能性があるという。その場合は中国向け輸出量が見通しよりも減少することとなり、さらに需給緩和に向かうことになる。その意味で、同年度のカナダ菜種の需給を考える場合、生育終盤と収穫に向かう今後の天候に加え、カナダ・中国の協議動向についても注視する必要がある。(詳細は本紙にて)