今年度も家庭用市場中心に成長続く-オリーブオイル特集

オリーブ油は家庭用市場を中心に、今年度も成長を続けている。食用油と言えば、アマニ油やえごま油といった健康志向オイルが昨年から話題だが、オリーブ油はオレイン酸を多く含み、健康的とされる地中海式食事法の中核となっており、その意味では元祖健康志向オイルと表現することもできるだろう。

他方で近年では、スパイシーで特徴ある風味が浸透し、「アヒージョ」などの人気メニューの広がりや、つけ・かけ用途の定着によって、主に揚げ・炒め調理で使われる食用油と言うよりは、調味料的評価が高まっている。健康に良くて、おいしいとなれば、自然と需要が高まっていくのが道理だろう。

取り扱い各社では、より本格的な風味を持つプレミアム商品や、鮮度が長持ちする機能を持つ容器を採用した商品など、幅広い需要に応える新商品の発売や、新規メニューの提案などを通じて、潜在的需要の掘り起しに努めている。(詳細は本紙にて)