減塩と健康をテーマに東京大学で講演会、旭松食品協賛で

旭松食品の協賛による、減塩と健康をテーマにした講演会が6日、東京大学農学部の中島董一郎記念ホールで開かれた(主催:食の安全と安心を科学する会)。日本高血圧学会の減塩委員会委員長を務める、土橋卓也・製鉄記念八幡病院理事長は、減塩の取り組みには減塩食品が有効と説いたほか、服部幸應・服部学園理事長は、減塩・減糖・野菜摂取の重要性などを語った。木下博隆・旭松食品社長は、長寿で知られる長野県・飯田市の取り組みと、同社の減塩商品を紹介した。

土橋理事長は、減塩の取り組みには、①食塩摂取量の確認、②減塩食品の入手環境の改善、③生活環境・居住環境の確認、④モニタリング–の4つが欠かせないと指摘した。その上で、日本人の食塩摂取はみそ・しょうゆ、食塩などの調味料で約4割、漬物、麺類など加工食品から4割以上、食材そのものから約2割を摂取している現状から、みそ・しょうゆなど調味料を控えるだけでは不十分で、加工食品の減塩対策が必要と述べた。(詳細は本紙にて)