16年産カナダ菜種生産は史上最高の2,000万t超を予測-日加菜種本協議
カナダ産菜種の需給・品質などについて意見交換を行う、第40回日加菜種本協議が11月14日、都内で行われた。16年産カナダ菜種の生産高は、7月に同国ヴィクトリア市で開かれた予備協議の時点で1,800万tの生産予測が示されていたが、その後の生育も概ね順調で、史上最高の2,000万tを超える予測が示された。しかし、9月中旬以降は気温低下とともに降雨が続き、さらに10月初旬には降雪も始まったことで同国西部での収穫は大幅に遅れ、10月末日現在で約400万tが未収穫のまま、農地に取り残される事態となったとしている。11月に入り天候は好転し、収穫作業は進んでいるものの、カナダ側は約100万tは収穫されないまま、越冬することになるとの見通しを示した。品質面でも、平均油分は44.7%(水分8.5%ベース)と前年より高いものの、収穫終盤の種子は水分過多にあり、乾燥調製に時間とコストを要していると強調している。(詳細は本紙にて)