アサヒコ「大山阿夫利豆腐」指名買いされる豆腐ブランドに、カット絹・木綿のツインパックも発売
アサヒコ(さいたま市)が製造販売する国産大豆100%の「大山阿夫利豆腐」は1986年に商標申請し、1992年に商標取得したロングセラー豆腐ブランドだ。
「売れ行きがとても良好で、1996年の第2工場建設に繋がった」(アサヒコ)というほど、当時から評価が高かった。直近の販売状況についても、今期の豆腐市場自体の販売金額が前年を下回って推移する中、同ブランドは売上伸長を示している。
創業50周年の老舗豆腐メーカーのアサヒコは、1972年に国内で初めて充填豆腐の量産化を実現するなど、豆腐業界のパイオニア的な存在だ。アサヒコでは、付加価値の高い豆腐ブランドの育成に注力している。その中でも売れ筋の「大山阿夫利」シリーズは、国産大豆100%、おいしい水(丹沢山系の伏流水)を使用し、消泡剤無添加の大豆のうま味が味わえる本格的な豆腐であることが支持されている。ヘビーユーザーが付いており、今では指名買いされる豆腐に育っている。
今期は同シリーズを更に強化すべく、従来のカット豆腐1丁タイプ、充填豆腐小分け2個・3個・4個パックに加え、新たに、簡便かつ冷奴でも料理に使っても大豆のうま味が楽しめるカット絹・木綿のツインパック(175g×2)を投入した。フルラインアップに進化させ、調理用途などに合わせてより選びやすくした。
加えて、ヘビーユーザーの支持が高い「大山阿夫利」の従来イメージを踏襲しながら、「国産大豆使用」といった消費者の同ブランドへの評価ポイントがより明確に伝わるデザインリニューアルも実施した。店頭ツールも含め提案の強化を図っており、今後も期待の豆腐ブランドだ。
〈大豆油糧日報2022年10月7日付〉