2foods“まるでチキン”のプラントベース「エバーチキンナゲット」発売、ヘルシージャンクフードの新たな選択肢/TWO
TWO(東京都渋谷区)が手掛ける、「ヘルシージャンクフード」を展開するプラントベースフードブランド「2foods」は、10月16日の世界食料デーから、ジャンクフードの新たな選択肢として、プラントベースチキンナゲット「エバーチキンナゲット」を、店舗メニューと家庭用の冷凍タイプを同時発売すると発表した。
店舗メニューは2foods都内5店舗で提供、冷凍タイプは2foodsオンラインショップ、アマゾン、楽天市場に加え、2foods都内5店舗で購入することができる。価格は店舗メニューで5個540円(イートイン)、冷凍タイプは、2foodsオンラインショップで1,980円(送料別)、アマゾン・楽天市場で2,280円(送料別)、店頭販売で1,980円となっている。
10月14日に渋谷ロフト店で開かれた記者会見であいさつした東義和社長は、エシカル消費の習慣が進んでいる欧米諸国の状況を説明した。「日本以外の国では、高くてもサステナブルなものを意図的に買う。価格が普通のものと同程度なら意図的にプラントベースフードを買う人が多い。一方、日本では、持続可能性は大事だが特別な事はしていない。機会があって価格が同じなら選ぶといった認識に止まっている。日本はエシカル消費に対する意識はかなり高いが、それが消費に至っていない。しかし、欧米諸国が辿ってきたように、日本でも時間とともに、高くてもサステナブルなものを意図的に買うようになるだろう」と調査事例を引き合いに出しながら説明した。
また、ニュージーランドでは、牛などの家畜のげっぷや尿によって温室効果ガスを排出する農家に直接課税する計画を発表、EU最大の食肉輸出国であるオランダでも公共スペースの肉関連の広告を禁止する世界初の規制施行を予定していることも指摘して、世界の流れを紹介した。
「こうしたことが複合的に整備されていくと、加速度的に世の中の雰囲気もエシカルな方向へ進み、そういう時にプランベースフードのようなものがあると、企業や消費者も含めて、徐々にそっちの方向に流れ、投資も進む。これから、こういう活動が活発になればなるほど、エシカルの意向や市場シェアも加速度的に進んでいくと思う」と力を込めた。
〈大豆油糧日報2022年10月18日付〉