太子食品 輸入大豆をEU規則に応じて管理、該当商品にシンボルマーク表示
太子食品は、遺伝子組換え表示制度に伴い、新表示マークの展開と一括表示を12月から順次変更する。
2023年4月度の法改正により、遺伝子組換え表示制度が厳格化され、「遺伝子組換えでない」表示が認められる条件を、現行制度の混入率「5%以下」から「不検出」に変更される。意図せざる混入率5%以下の場合は、「適切に分別生産流通管理された旨の表示」が可能となり、「遺伝子組換えでない」や「非遺伝子組換え」は表示不可となる。
それに伴い、太子食品では、適切に分別生産流通管理された旨の表示が可能な5%以下の輸入大豆をさらに厳格に管理し、主原料が輸入大豆の納豆と豆腐全品を、EU(欧州連合)規則に応じてさらに厳しい0.9%未満で管理することを決めた。該当する商品には「TAISHI SOYBEAN STANDARD EU規則に準ずる」をシンボルマークとして表示化する。また、一括表示には「遺伝子組換え混入を防ぐ分別」と記載する。
国産大豆を使用した商品には、分別流通管理を適切に行う太子食品独自の管理フローを確立し、デザイン面に「丸大豆は遺伝子組換えではありません。」を表記する。一括表示には「遺伝子組換えでない」を記載する。
〈大豆油糧日報2022年12月9日付〉