ハナマルキ 10周年「液体塩こうじ」パッケージ大胆リニューアル、アンバサダーに北斗晶、「すぐ旨カップみそ汁」はZ世代向けパッケージに
ハナマルキは1月16日、「2023年春リニューアル発表会」を都内で開き、「すぐ旨カップみそ汁」はZ世代向けに、「液体塩こうじ」は発売10周年を記念して、ゴールドの液色が映えるデザインにリニューアルしたことを発表した。
新「液体塩こうじ」のアンバサダーとして、タレントの北斗晶さんを起用。4月には、北斗さん出演の90秒テレビCMを全国放映する(一部地域を除く)。CMの一般的な長さ「15秒」ではなく、「90秒」という長尺にすることにより、「液体塩こうじ」の使い方やその効果について訴求する。また、商品への首掛けPOPや店頭POPなども制作し、店頭のPRも連動させていくとしている。
冒頭、リニューアルしたデザインについて説明した平田伸行取締役マーケティング部長は、「『液体塩こうじ』は発売10周年を機にデザインの大幅なリニューアルを実施して更なる拡販を図る。また、売上を伸ばしてきている『すぐ旨カップみそ汁』においても、パッケージを大幅にリューアルして拡販を図る」とし、売上好調の主力商品をブラッシュアップすることで、業績を更に伸ばすことを強調した。
「液体塩こうじ」を含めた塩こうじ事業は2012年にスタートし、事業規模は3倍まで成長しているとした。
新デザインのポイントは、「塩こうじを縦書きにして、見やすくし、店頭で分かりやすくした。また、液体色のゴールドが目立つようなパッケージに変えた」(平田氏)という。
「塩こうじ」「減塩塩こうじ」のデザインも刷新する。お米のシンボルマークをかたどった窓から、「塩こうじ」の色や質感が見えるパッケージに仕上げた。
〈「すぐ旨カップみそ汁」はZ世代向けにリューアル、「タイムパフォーマンス」も強調〉
「すぐ旨カップみそ汁」は、上蓋を開けると、粉末のみそとフリーズドライの具材が入っているので、お湯を注ぐだけで調理が完了する。「カップみそ汁の中で一番簡便だ。発売して6年になるが、順調に売り上げを伸ばしており、大きなプロモーションを実施していないのに、直近の12月単月の売上は前年比30%増となり、ここ数年2割、3割の上昇を続けているシリーズになる」(平田氏)と同シリーズの概要を説明した。
リニューアルデザインに関しては、Z世代向けのデザインをコンセプトにしたという。「今回、大きなロゴを作ることで、この商品の認知度をさらに上げていきたい。カップの裏にはキャラクターを掲載し、可愛らしく仕上げた。また、『熱湯0分』という表現をパッケージに入れた。タイパ(タイムパフォーマンス)を意識したデザインで、『すぐにできるみそ汁』であることを伝わりやすくした。また、中身に関しても、業務用こうじ発酵調味料『熟成こうじパウダー』を使用し、うま味とコクをアップした」としている。
〈大豆油糧日報2023年1月18日付〉